日本の音楽文化の向上をめざして、1963(昭和38)年に設立いたしました。以来50有余年、これまでに、2200回を越える「カワイコンサート」の開催をはじめ、海外著名演奏家や音楽教育家の招聘事業、国内一流音楽家のリサイタル・公開講座など多彩な催しを企画実施しています。音楽を通して広がる豊かで潤いのある社会を目指し、さまざまな音楽活動や文化活動の支援を行なっています。これからも Music for All すべての人々に良質な音楽を提供してまいります。
ショパン生誕150年にあたる1960(昭和35)年、ポーランドのショパン協会との交流のもとに設立。音楽交流、ショパン国際ピアノコンクールへの審査員派遣、参加者オーディションなどの活動を行って来ました。05年よりオーディションを「日本ショパンピアノコンクール」に改組、5年ごとに開催。また年間最も優れたショパン作品を演奏したピアニストに対し「日本ショパン協会賞」を贈呈。2010年より「ショパンフェスティバルin表参道」を、また毎年数回、ショパン作品を中心としたリサイタル・講座を開催しています。
世界的ピアニストとして日本の音楽界に多大な貢献をした、故レオニード・クロイツァー教授の遺徳をしのぶ門下生および関係者により1962(昭和37)年設立。日本のピアノ音楽界発展のために尽くす設立主旨に沿って諸事業を行っています。1971(昭和46)年より、クロイツァー教授の功績を記念して「クロイツァー賞」を制定。教授が生前教鞭をとった東京芸術大学、国立音楽大学のほか、ゆかりの深かった武蔵野音楽大学大学院ピアノ専攻修了生の中から、特に優れた成績をおさめた人に賞金を贈呈。1976(昭和51)年より「クロイツァー賞受賞者演奏会」を毎年開催の他、特別演奏会や出版活動を行なっています。
1984(昭和59)年、日ソ音楽家協会の名で、当時のソ連作曲家同盟議長のティホン・フレンニコフ氏と初代運営委員長故芥川也寸志氏の親交から、両国の音楽作品の交換演奏を中心とする音楽文化交流を目的に発足。その後ソ連が崩壊し、ロシアを中心とする独立国家共同体(CIS)が誕生したことにより「日本・ロシア音楽家協会」と名称を変更。新生ロシアと旧ソ連邦諸国との新たな交流活動に入る。とくに1998年からは「サウンド・ルート」の名称で、新たなロシアとの文化交流コンサートを再開。同時に、声楽・器楽のコンサートや公開レッスン、公開講座、シンポジウムなど開催しています。
ホームページ http://japan-russia-sfm.net
シマノフスキは、ショパンとともにポーランドを代表する作曲家。1981(昭和56)年、カロル・シマノフスキ生誕100年を記念して設立。ポーランド人の民族性、土俗性が表現された深い味わいのシマノフスキ作品。この作品を日本国内に広める活動を行っています。オーディション形式のフレッシュ・コンサートや、公開講座、例会等のコンサートを開催しています。